第1回勉強会 YEG講師と学ぶ!~新たな話と和を深める~
平成27年5月29日(金) 地場産業振興センター 5階講演研修ホールにて
部内活動委員会 第1回勉強会
『YEG講師と学ぶ! ~新たな話と和を深める~』
が開かれました。
会長挨拶/平会長
趣旨説明、講師紹介/奥田部内活動委員長
1.新宮講師/有限会社あらみや
新宮講師からはネットショップでのお客様満足度について、街の洋服屋さんというイメージを大切に取り組んでおられ、クレームや要望に対して期待していること以上の対応をして期待値のコントロールをしたり、視点ではなくお客様の立場に立って視座を合わせて対応したりと、会えなくてもより多くの人に幸せを届ける事を理念に取り組むことが、顧客満足度を高められることに繋がると経験を元に学ばせて頂きました。また、レビューに書かれる悪いレビューはスタッフに対してトップが言うより効果があるため大切にしていると教えて頂きました。
2.高橋講師/高橋建設株式会社
高橋講師からは、建設業(公共事業)における顧客満足という観点で講話頂きました。まず、公共事業での顧客は誰なのか?発注者なのか使用者なのか、それ以外なのか。顧客満足を考える上では、ターゲットをどこにするかで内容が変わり、今回は従業員をターゲットにした作業員満足のお話でした。年一度従業員にアンケートをとり、要望や提案、取り組みたい事柄を会社でサポートする。そのためには会社の要求(社長の想い)と、従業員の要求(社員の想い)を一致させることが大切で、会社と社員が目指すところが同じであれば達成することが満足に繋がると熱く語られ、教えて頂きました。
3.三輪講師/ともしびと
三輪講師からは、マーケティングからの顧客満足として、2つの視点から講話頂きました。まず顧客満足をあげたければニーズは聞くな!との第一声。続いては顧客満足を高めてもリピーターには繋がらない!両方ともインパクトあるテーマでより興味を持って話を聞き、1つ目のテーマはニーズに応えるのではなくニーズ(想像)を超えること、2つ目のテーマはどれだけ満足しても忘れてしまってはリピートされないので、情報発信(SNSなど)を充分利用して、顧客が感じる価値をあげることが大切だと教えて頂きました。
4.土井講師/ミルフルール
土井講師からは、何か異常やトラブルでもあったのかサイレンの警告音から講話がスタートしました。取材記事のメモを所々取り忘れてしまうような個性溢れる講話で、大抵会の半ばは睡魔に襲われやすいのですが、今回は全くその心配はありませんでした。講話は経験を基に、世は陰と陽のバランスで成り立っており、他方からの見方・考え方のあり方を教えて頂いたり、「自立・失敗・こころざし」の実例を巧みに用いて、中でも「こころざし」について熱く語られました。人は見えているものにこだわり、見えないところには目がいきにくい。こころざしは目に見えなく、それをしっかり自分で見つけることが大切だと教えて頂きました。
5.大坪講師/有限会社赤保木自動車
大坪講師からは、言い辛いこともあったと思いますがご自身の失敗事例を基に、その失敗から現在に至るまでを分かりやすく話をされました。まず顧客満足(CS)を高めるためには従業員満足度(ES:Employee Satisfaction)を高めることが必要であり、そのESを高めるためには従業員幸せ度(EH:Employee Happiness)を高めることがポイントとなり、そのためにコミュニケーションを毎日とったり、前向きな言動や明るく振舞うことを心がけ、社員一人ひとりが必要とされていることを直接伝えるようにし、CS・ES・EHの3つの構成の在り方や大切さを教えて頂きました。
6.丸山講師/高山信用金庫
最後は丸山講師より、ESと仕事のやりがいというタイトルで、モラールサーベイ(社員がどの程度満足し、どの程度不満を持っているかを、産業心理学や統計学を応用し科学的に調査)という技法で、中小企業診断士としての実例を基に満面の笑みでご説明頂きました。その中で働きがいに着目し、働きがいの満足度が高い企業の収益は黒字傾向であることや、仕事のプロセスを明確化し、結果を評価することはもちろん大事であるが、プロセスを評価することが経験上大事であると教えて頂きました。
閉会の挨拶/大村副会長
6名の講師のお話は大変貴重でとても勉強になり、違う分野・異業種の話を通じてYEGの和が一層深まる素晴らしい勉強会となりました。今後は講師の方々から学んんだことを、少しでも実践し活かしていきたいと思います。
懇親会/その後興奮冷めやらぬままさくらにて懇親会を行い、更なる語り合いとお酒でもっと交流が深まりました。